わたしたちのこと

わたしたちのことAbout

総合診療・総合内科学講座の役割

急性期から慢性期、在宅医療まで、
幅広い診療範囲をカバーし、
患者さんを「まるごと」を診る
アプローチを実践しています。

患者さんの症状や訴えに対して、
臓器の枠を越えて原因を探り、
最適な医療を提供することが私たちの役割です。

  • 原因不明の高熱
  • 原因不明の痛み
  • 何科にかかってよいかわからない症状
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患者さんの「全体像」から診る医療を提供

  • 臓器別専門医のみによる医療モデル

    臓器別専門医のみによる医療モデル
  • 全科対応する総合診療医による医療モデル

    全科対応する総合診療医による医療モデル

総合内科・総合診療科は、患者さんを単なる病気や症状として捉えるのではなく、身体的・心理的・社会的背景を含めた「全体像」を診る医療です。臓器別の専門医療が進む現代医療において、総合診療医は臓器だけでなく、患者さんの生活環境や家族、地域社会まで視野に入れた診療を提供します​​。

総合診療医は病気だけを見るのではなく、患者さんがどのような環境で生活しているか、家族や地域のつながりがどのように影響しているかを理解し、患者さんの訴えや生活背景から病気の原因を探ります。複雑な症状や他科では原因不明とされた病気も、広い視野で診断・治療を行うことができます。

患者さんの状態に応じて、必要があれば臓器別の専門医につなぐことも重要な役割のひとつです。
総合診療医は、専門医と連携しながら、患者さんにとって最適な医療を提供するための調整役を果たします。

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患者さんを「まるごと診る」医師の育成

患者さんを「 まるごと診る」医師の育成

総合診療・総合内科学講座では、患者さんを「まるごと診る」医師の育成に力を注いでいます。総合診療医は、幅広い診療スキルを持ち、身体の不調だけでなく、精神的なストレスや家庭・職場の問題など、あらゆる側面から患者さんを診察し、サポートする役割を担います。幅広い診療スキルを持つ総合診療医を育成するため、多様な医療現場での研修や、ローテーションによる多領域の診療経験など、さまざまな取り組みを行っています。

患者さんの人生全体から診療にあたるアプローチは、特に高齢化社会においての重要性が増しています。
患者さんに寄り添い、時間をかけて丁寧な診療を行うことの意義を深く理解した医師を育成し、地域で必要とされる場所へ送り出すことが、私たちの使命です。

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地域医療のハブとして存在する総合診療医

地域医療のハブとして存在する総合診療医

総合診療医は、さまざまな診療科や医療と患者さんの生活を橋渡しする「つなぎ役」でもあり、地域医療のハブとしても重要な役割を担っています。
専門の診療科が一つの臓器に集中して治療するのに対し、総合診療医は患者さんの全体を診て、どの診療科に行けばいいのかを判断し、複数の病気を抱えている患者さんに対して適切な治療方法を探します。

私たちがつなぐのは、医療だけではありません。必要に応じて地域のケアマネージャーや福祉サービスとも連携します。介護や福祉の支援が必要な場合は、患者さんが安心して生活できるようサポートします。患者さんの生活や家庭環境など全体を見据え、医療と生活をしっかりと結びつける役割を担っています。

また地域医療のハブとして、地域のさまざまな医療機関や福祉サービスと協力しながら、患者さんの健康と生活全体を見守り、地域の健康を支える中核的な存在です。医療と日常生活をしっかりと結びつけ、患者さんの生活を支えています。