宮崎大分総合診療つながるカフェ2025(MOST2025)開催しました!
2025年3月8、9日に宮崎大分総合診療つながるカフェ2025(MOST2025)をアパホテル宮崎延岡駅前にて開催しました。宮崎大学と共同で開催するのは、今年で3回目です。宮崎大学、大分大学の医学生計20名が参加してくれました。
初日は学生企画のアイスブレイクで盛り上がったあと、宮崎大学担当分セッションの『病院総合診療医を体験しよう~どうする?ホスピタリスト!~』で病院総合医としての診断へのアプローチの仕方や、他科の先生へのコンサルテーションの仕方を疑似体験してもらいました。次の大分大学担当分、『患者さん、家族に寄り添って~家庭医療のリアル~』では一人の患者さんの治療方針について、総合診療医や多職種、家族と相談しながら、どのように決定していくかを、グループワークを通じて考えていきました。二日目は、宮崎大学、大分大学の学生企画の『MOST診療所』で患者さんや家族のお話から、どのように診断に迫っていくか、またどのような説明を行っていくのかについてディスカッションをしながらみんなで考えました。どの企画もとても面白く、大変勉強になりました。学生さんたちも大いに盛り上がってくれました!
≪学生さんからの感想≫
◎今回MOSTに参加して総合診療科ではどのような患者さんを治療しているのかを知り、総合診療科に対する具体的なイメージを固めることができました。普段大学の講義で総合診療科について詳しく学ぶ機会があまり無く、総合診療科へのイメージが自分の中であまり湧きませんでした。しかし、MOSTでは患者さんの治療方針を多職種間で連携しながら決めていく様子を実際に体験することができました。そこでは患者さんの希望と理想の治療の方法にはギャップがあり、治療方針を決めることへの難しさを感じました。また、MOSTを通して他大学や先生方の交流をすることができ、非常に充実した2日間だったので、来年も参加したいと思いました。
◎MOSTの二日間を通じて、患者さんの全体像を捉え、患者さんに寄り添う総合診療医としての視点を学ぶことができました!
初日での先生方のセッションでは患者や家族の思いに寄り添う難しさや、限られた情報の中で診断を進める難しさを実感し、多角的に考えることの重要性を改めて学びました。
2日目の学生セッションではスタッフとして企画段階から試行錯誤を繰り返し、当日は参加者の真剣な姿勢に励まされながら進めることができました。特に、外来対応のロールプレイでは、患者への説明の仕方や寄り添い方を学び、先生方のフィードバックを通して、診療におけるコミュニケーションの重要性を改めて認識し本当に勉強になりました! また、他大学の学生との交流も刺激的で、自分の視野を広げる良い機会となりました。同じ志を持つ仲間と意見を交わし、総合診療の奥深さと魅力を再認識することができました。今回の経験を通じて、今後も学びを深めていきたいと思います!!!
文責 吉村亮彦