第9回日本プライマリ・ケア連合学会大分県支部総会・学術大会を開催しました

お知らせ

2026年9月12日に第9回日本プライマリ・ケア連合学会大分県支部総会・学術大会を開催致しました。医師以外にも看護師・保健師、薬剤師、事務、学生と多職種の参加があり、44名もの方が参加してくださいました。『大分GIMカンファレンス』では、医師、薬剤師、看護師から計6題が発表されました。嚥下障害の原因が抗うつ薬の中止、さらには自宅での介護態勢の問題に介入できた一例や、リウマチ性多発筋痛症様症状で発症した急性骨髄性白血病の一例についての症例報告の発表もありました。また小児在宅医療における医療・衛生材料供給体制構築についての取り組みから、訪問看護での経験症例や看護学生の実践経験についての報告など、多岐にわたる症例発表がありました。それぞれの発表について非常に熱いご意見を伺うことでき、さらに個々の経験談なども共有することができ、非常に充実した一般演題となりました。

後半の特別講演では、飯塚病院総合診療部統括部長の柏木秀行先生に『総合診療を地域医療に実装する』と題してご講演を賜りました。日本屈指の総合診療メッカである飯塚病院ですが、そこでの問題点や取り組みについてお話いただきました。その中では、総合診療を学びたいと集まる医師が多いからこそのご苦労もあるのだとわかりました。また、地域医療も担っている飯塚病院が地域医療を支えつつも、総合診療医育成の研修体制やひいては経営も考慮しつつ、総合診療をどのように行っているのかというお話も聞くことができました。

加速する高齢化社会や、地域医療でのニーズ、そして我々総合診療に求められる医療は日々、変化しています。過去に正解だった医療も、今は変化しているかもしれないということを改めて考えさせられる貴重な機会でした。総合診療に携わるのは、医療のみならず社会情勢や地域での問題点など様々なことに目を向ける必要があると実感しました。

文責:日本プライマリ・ケア連合学会大分県支部事務局 宇都宮理恵