FAQ
よくある質問

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よくある質問

入局についてのご質問はなんでもお問い合わせください。
お急ぎの場合はお電話でどうぞ。

097-586-5106
研究に魅力がありますか?

私達の大学医局では臨床研究を進めています。それぞれが自分の興味のあるテーマを持って病棟や外来をやりながら研究を行っています。定期的にリサーチカンファレンスも開催しており、それぞれの研究・発表の進行状況の確認など、上級医がアドバイスを行い、お手伝いします。

学会発表の機会はあるのでしょうか?

専門医取得にも必要ですので、指導医の指導のもと、積極的に全国学会や地方会などに学会発表してもらっています。これまで学会発表の経験のない方でも、学会発表やスライド作成など丁寧に指導いたします。

学会や研究会の参加に補助は出ますか?

当教室は学会や研究会への参加、さらには総合診療のキャリアアップのための研修への参加を奨励しています。旅費や宿泊費、参加費は補助しています。

研修終了後にはどのようなキャリアがありますか?

専門医取得後は、これまでの先輩たちも家庭医療、病院総合診療、在宅診療、開業など様々な場所で活躍しています。また、個別の希望に合わせたカリキュラムを考えていくことも可能です。大学院に進学して、博士号取得を目指す医師や、指導医として研鑚を積みながら、プログラム関連病院で働いている医師もいます。各先生方の目指す総合診療医になるための道を指導医と共に考えていけたらと思います。

開業・独立を考えているのですが、プログラム終了後のキャリアは自由に選べますか?

プログラム終了後のキャリアは自由です。ご自身のキャリア形成について相談には乗ることもできますが、私達がキャリアを縛ることはありません。あなたのなりたい総合診療医になるためにお手伝いをさせていただきます。

結婚・出産しても仕事が続けていけますか?

当科は女性医師の入局者が多く、その中で結婚・出産した後も働いている医師が多くいます。しかしながら、結婚・出産後の各個人の希望する働き方は、できるだけ育児休暇をとりたい、すぐに復帰したい、育児に障害がない程度に働きたいなど様々です。私達ははそういった幅広いニーズにできるだけ応えることができるように教授・医局長を中心に当人の希望を聞いて、復帰時期・研修先・条件を考えていきます。 結婚・出産のイベントがあっても、研修がきちんと修了できるようにサポートしていきます。

当局の専⾨医プログラムの魅⼒は何ですか?

大学病院の他、地域研修やクリニックでの診療、中核病院をローテーションして研修を行うことで、急性期から慢性期まで、臓器に拘らず幅広い知識を経験を得ることができます。
また、メンター制度を採用しており、研修中は上級医が研修の進行状況を確認し、経験省察診療録(ポートフォリオ)作成や研修手帳記載に関してアドバイスを行います。研修がスムーズに進行できるようお手伝いしています。

医局の雰囲気はどうですか?

他の診療科と比べると、まだまだ講座自体の歴史が浅いこともあり、医局員の数はそんなに多くはありませんが、そのおかげで、ベテランから若手まで非常に風通しがよい医局です。大学以外の他施設の病院とも定期的に交流会など行っております。

どの程度研修先(ローテート)の希望が通りますか?

年に1回秋頃に行われる面談(ヒアリング)で進路相談を行い、研修先の調整を行います。専攻医の希望は可能な限り尊重されますが、各研修施設での受け入れ人数が決まっていることや、研修プログラムの進行状況、全体の人員配置のバランスも考慮して最終的に決定しています。

開業希望ですが、総合診療医の研修は役立つでしょうか?

複数の診療科が勤務している総合病院での診療と比べて、診療所を開業、もしくは引き継がれる場合は総合診療医としての知識・技能が大いに役立ちます。
診療所では生活習慣病や自身の専門領域外の疾患、そして心理・社会面にも関わっていかなければなりません。「common disease」を中心に広い分野の診療に携わり、予防医学や家族・地域のケアも意識する総合研修医の研修から得られる経験はとても重要です。

後期研修候補先として見学を希望しますが、いつでも見学は可能でしょうか?

見学は随時受付しています(休日・祝日は除く)。
希望する見学日をご相談ください。

総合診療科は、内科とはどう違うのでしょうか?

総合内科は総合的な内科全般の問題を取り扱う診療科であるのに対して、総合診療は、総合内科の領域のみならず、その他の問題も含めて、人々の健康をトータルにマネジメントする領域である、という考えができると思います。
具体的には小児を含む全てのライフステージのケア、救急診療を含む治療などがあります。また、総合診療医は、多くの疾患に対する知識を身につけるだけではなく、患者・家族の生活課題を理解し、それを念頭に置いた解決策を提案できるソーシャルワーク的能力のほか、予防や健康増進のための町ぐるみの働きかけ方(地域ケア)まで含めた診療を行うことが可能です。

総合診療がカバーする範囲が広すぎて、将来自分が将来できるようになる気がしません。総合診療は、頭がいい人でないとできないのでしょうか?

当講座では、3年間の体系的な専門研修プログラムで、しっかりした指導体制の下、さまざまな研修の場で経験を積むことで、総合診療医としての基礎的な能力をひととおり身につけることができます。研修中は当講座の上級医がメンターとなり、専攻医の先生の研修のサポートをいたします。

総合診療医は実際にどこまで患者さんの治療に関わっているのですか?

「総合診療医=つなぎ役、仕分け役」というイメージを持たれている方が多いかもしれません。
それは、「診断のプロ」という側面だけをとらえており、大学病院など大きな病院の中でのイメージが強いのではないかと思います。実際には、中核病院、中小病院、診療所など様々な場所で活躍する総合診療医が多く、その場合には患者さんの治療に、主治医として継続的に関わっています。「common diseases」と言われるよくある疾患を中心に、急性期から慢性期、終末期まで、内臓疾患から軽度の外傷疾患まで、介護や福祉の問題まで、年齢に関わりなく、多くの疾患や健康問題に対応できる基本的臨床能力を備えています。長期間主治医として継続的に患者と関わることにやりがいを感じる人も多い分野です。

一つの専門領域でも大変なのに、全ての領域について常に最新知識を持ち続けることができるのでしょうか?

確かに、全ての領域に関する知識をアップデートすることは大変です。しかしながら、日常診療において大多数の患者がいわゆる「common disease」の患者であり、「common disease」に関する知識がアップデートできていれば、そのほかの頻度が低い疾患や高度な専門治療が必要な疾患は、適切な診断や初期対応を知っておけば十分対応できますし、最近では電子データベースが発達してきているので、必要な情報を効率的に収集できる環境も充実してきています。何より大切なことは、患者1人1人の診療で生じた疑問を疎かにせずに、きちんと調べる習慣を身につけることです。その習慣ができていれば、診療を続けるなかで獲得できる知識もどんどん増えていくでしょう。