2025年度 第5回専攻医勉強会の開催報告
10月23日に、第5回専攻医勉強会が開催されました。第1回から第3回に引き続き、当科助教の堀之内登先生より、中外医学社刊『正攻法はないけれど必ず書き上げられるはじめてのケースレポート論文』(佐藤佳澄著)に沿って、「症例報告のやり方」についてご講義をいただきました。
前回までの講義では論文作成のポイントを学びましたが、今回はその後の「投稿」に関する内容が中心でした。実際に論文を書いた経験のない私にとって、投稿に関するお話はまさに“未知の世界”でした。特に印象に残ったのは、「英語を意識し、能動態で、一文を短く書くこと」という点です。日本語では受動態が多く、一文が長くなりがちですが、英語論文では簡潔で明瞭な表現が求められます。最終的に英文校正に出すとしても、初めからこのポイントを意識して書くことで、添削の質が大きく変わることを学びました。論文執筆を始める前にこの考え方を知ることができ、大変有意義でした。
当科では毎月第4木曜日18時より、診療や専門医取得に役立つ専攻医勉強会を開催しています。研修医の皆さんの参加も大歓迎です。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
文責 三浦 真子



